バレーボール女子日本代表として注目を集める和田由紀子選手。
京都橘高校時代から全国大会で活躍し、U18日本代表にも選ばれた実力派です。
今回はそんな彼女の学生時代から現在までの経歴を詳しく紹介していきたいと思います。
和田由紀子の経歴(学生時代編)
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和田由紀子選手の学生時代は、全国でも名が知られるほどのバレーボール選手でした。
小学4年生で競技を始めてから高校卒業まで、各段階で着実に実力を向上させ、全国レベルでの活躍を果たしました。
特に高校時代にはU18日本代表のキャプテンとして世界大会でMVPを受賞するなど、将来の日本代表入りを予感させる活躍を見せていました。
【経歴まとめ表(学生時代編)】
年齢 | 学校・チーム | ポジション | 主な実績・エピソード |
---|---|---|---|
小学4年 | 地元クラブチーム(陵ヶ岡ウィンズ) | – | いとこの影響でバレーボールを始める |
小学6年 | 地元クラブチーム | – | 全国大会に初出場 |
中学1年 | 京都市立安祥寺中学校 | レギュラー | 1年生からレギュラーとして活躍 |
高校2年 | 京都橘高校 | レギュラー | 全国大会出場、チームの中心として活躍 |
高校3年 | 京都橘高校 | レギュラー | U18日本代表に選出、U18世界選手権出場 |
小学生時代|バレーボールを始めたきっかけは「従姉妹の影響」

和田選手がバレーボールを始めたきっかけは、従姉妹の影響でした。
小学4年生の時に地元クラブ「陵ヶ岡ウィンズ」に入団し、最初は遊び感覚でボールに触れていましたが、次第にチームでプレーする楽しさに魅了されていきます。
小学6年生時には全国大会に出場を果たし、この経験が「仲間と協力して勝利を目指す楽しさ」や「チームワークの重要性」を実感する機会となっています。
本人も「人見知りだった自分がチームスポーツを通じて成長できた」と振り返っており、バレーボールが人格形成にも大きな影響を与えたことが分かります。
中学時代|強豪校ではなかったが1年生からレギュラー入り!

「京都市立安祥寺中学校」に進学した和田選手は、1年生からレギュラーとして活躍しました。
強豪校ではありませんでしたが、中心選手として京都府ベスト16入りに貢献し、全国都道府県対抗大会では京都代表に選出されるなど頭角を現していました。
負けん気の強い、相当な努力家だったことが伺えますね!
高校時代|U18日本代表キャプテンとして活躍!
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京都橘高校に進学した和田選手は、1年生からその実力を認められ、2年生でレギュラー入りを果たしました。
3年生時にはキャプテンとしてチームを牽引し、U18日本代表のキャプテンにも選出されています。
世界大会でMVPを受賞するという輝かしい成果も上げました。
高校時代のリーダーシップ経験について、本人は「苦しい場面で仲間を鼓舞するリーダーシップが培われた」と語っており、この経験が後のメンタル面の強さに繋がっているようです。
京都橘高校での3年間は、和田選手が全国レベルの選手として認められた期間だったと言えますね!
ちなみに、春高バレーでの和田選手の試合後コメント動画がありました⬇︎
チーム思いで、キャプテンとしての魅力が溢れていますね。
和田由紀子の経歴(社会人編)
高校卒業後、和田由紀子選手は大学進学ではなくプロの道を選択し、実業団でのキャリアをスタートさせました。
JTマーヴェラスでの4年間を経て、2024年からはNECレッドロケッツ川崎に移籍し、新たな環境での挑戦を続けています。
社会人になってからは日本代表にも初選出され、国際舞台での活躍も目覚ましく、日本女子バレーボール界の新世代を代表する選手として成長を続けています。
【経歴まとめ表(社会人編)】
年 | 所属チーム / 活動 | ポジション | 主な実績・エピソード |
---|---|---|---|
2020 | JTマーヴェラス(現・大阪マーヴェラス) | アウトサイドヒッター / オポジット | 高校卒業後にプロ入り。若手選手として着実に成長 |
2023 | 日本代表 | アウトサイドヒッター / オポジット | 代表初選出。ネーションズリーグ、パリ五輪予選に出場 |
2024 | NECレッドロケッツ川崎 | アウトサイドヒッター / オポジット | 移籍後、新チームでの戦術理解と連携を深め、活躍中 |
2025 | NECレッドロケッツ川崎、日本代表 | アウトサイドヒッター / オポジット | 世界選手権出場予定。国内リーグ・国際大会で注目の若手選手として活躍中 |
JTマーヴェラス時代|プロキャリアをスタート!
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2020年3月に京都橘高校を卒業後、和田選手は「JTマーヴェラス」(現・大阪マーヴェラス)に入団し、背番号16でプロキャリアをスタートさせました。
入団当初から持ち前の高い攻撃力とジャンプ力で注目を集め、その後背番号5に変更されるなど、チーム内での地位も向上していきました。
JTマーヴェラスでの4年間は、実業団レベルでの競技に適応し、プロとしての基礎を築く重要な期間だったといえます。
「NECレッドロケッツ川崎」へ移籍
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2024年5月にJTマーヴェラスを退団した和田選手は、同年7月に「NECレッドロケッツ川崎」へ移籍し、背番号13を背負って新たなスタートを切りました。
移籍について本人は「新しい環境での挑戦にワクワクしている」と語り、「新しいチームでの役割をしっかりと果たし、チームの勝利に貢献したい」と意気込みを示していました。
NECレッドロケッツ川崎では、アウトサイドヒッターだけでなくオポジットもこなす万能性を活かして、チームの攻撃の軸として期待されていたほどです。
新天地での活躍により、さらなる飛躍が期待される注目の移籍となりました。
和田由紀子の魅力|リーダー資質とジャンプ力が持ち味!

和田選手のプレースタイルは、パワフルなスパイクとジャンプサーブが持ち味で、174cmという小柄な体格ながら高い攻撃力とジャンプ力が魅力です。
「小さいからうまくやろうとは思わない。世界のオポジットとして同じように自分も点数を取って、同じように戦いたい」という発言からも、世界を相手にする強い意志が伺えます。
冷静な判断力とメンタルの強さも特徴で、ピンチでも力を発揮し、試合を自分たちに引き寄せる能力に長けています。
プロとしての経験を積む中で、技術面だけでなく精神面でも大きく成長し、チームリーダーとしての資質も身につけています。
才能に満ちた選手ですよね!
和田由紀子のインタビューやエピソードまとめ

和田由紀子選手の人柄や競技への取り組み方は、これまでのインタビューやエピソードの内容からも自然と伝わってくるように思えます。
勝負強さの背景やチームメイトとの関係、自身の成長に対する姿勢など、トップアスリートとしての考え方が垣間見えてきます。
また、プライベートでの一面や将来への目標についても語られており、等身大のアスリート像として多くの共感を集めています。
そうしたインタビューやエピソードから、和田選手の競技に対する情熱と人間性の魅力が伝わってくるかと思います。
和田由紀子の勝負へのこだわり
2025年世界選手権準々決勝オランダ戦後のインタビューで、和田選手は「どんな時も本当にチーム全員で楽しんで、勝ちにこだわって常に強くなることにフォーカスしてできた試合だった」と語りました。
この発言からは、楽しみながらも勝利への強いこだわりを持つ姿勢が読み取れます。
準決勝トルコ戦では22得点を挙げたものの惜敗しましたが、試合後には「自分たちの課題が見つけられた試合だった」と冷静に自己分析し、「明日は全員でいい表情でバレーができれば」と前向きな気持ちを示していました。
こうした競技に対する真摯な姿勢と前向きなメンタリティが、和田選手の強さの源泉となっているのかもしれませんね!
和田由紀子の仲間への思い

和田選手はチームワークの重要性を常に強調しており、「一人一人の役割を全うすることが、チーム全体の力になる」と語っています。
日本代表としてのプレッシャーや期待について聞かれた際には、「代表としてのプレッシャーや期待に応えるため、日々の練習や試合に全力で取り組んでいる」と述べ、チームメイトとのコミュニケーションや連携を大切にしていることを明かしています。
高校時代にU18日本代表のキャプテンを経験した際に培われたリーダーシップが、現在のチーム貢献につながっていることも語られています。
仲間との絆を大切にする姿勢が、チーム全体のパフォーマンス向上に繋がっていることがよく分かりますね!
成長エピソード|小学生の頃は「人見知り」だった
小学生時代は「自他ともに認める人見知り」だった和田選手ですが、バレーボールやチーム活動を通じて徐々に苦手意識を克服してきました。
現在では派手なブリーチやネイルにも挑戦しており、「外見やファッションの変化は気分転換になり、オンとオフの切り替えに役立っている」とポジティブな影響について語っています。
ファンに対しても常に感謝の気持ちを持ち続けており、「応援してくださる皆さんの声援が力になっています。これからも全力でプレーし、良い結果をお届けできるよう頑張ります」とメッセージを送っています。
現代的なポジティブさと伝統的な努力家気質を兼ね備えています。
内面・外面ともに魅力を持ち合わせるアスリート像として、多くの共感や好感を集めています。
和田由紀子のプロフィール

【基本プロフィール】
氏名:和田 由紀子(わだ ゆきこ)
愛称:ユッコ
生年月日:2002年1月8日(現在23歳)
出身地:京都府京都市
血液型:A型
利き手:右手
身長:174cm
体重:56kg(推定)
指高(立ち高さ):約224cm
最高到達点(スパイク):293cm
競技情報
- ポジション:アウトサイドヒッター(OH)/オポジット(OP)
- 現所属:NECレッドロケッツ川崎(背番号13)
- 過去所属:JTマーヴェラス(2020-2024年)
学歴
- 小学校:西野小学校
- 中学校:京都市立安祥寺中学校
- 高校:京都橘高校
主な実績
- U18日本代表キャプテン(世界選手権MVP受賞)
- 日本代表選出(2023年〜)
- パリオリンピック2024出場(9位入賞)
- ネーションズリーグ2025ファイナルラウンド上位得点者
まとめ
和田由紀子選手は、京都府出身の23歳で、小学4年生からバレーボールを始め、高校時代にU18日本代表キャプテンとしてMVPを受賞するなど数々の功績を残しています。
また、2020年にJTマーヴェラスでプロキャリアをスタートさせ、2023年には日本代表に初選出。
2024年のパリオリンピックにも出場するなど、国際舞台での活躍も目覚ましいものがあります。
現在はNECレッドロケッツ川崎に所属し、174cmの小柄な体格ながら293cmの最高到達点を誇る攻撃力で、日本女子バレーボール界の新世代を代表する選手として注目を集めています。
今後もさらなる成長と活躍が期待されることでしょう。