西村拳さんは、東京2020オリンピック空手競技に日本代表として出場した空手家として多くの人に知られています。
父親が元世界王者という恵まれた環境で育ちながらも、自らの努力で日本代表まで上り詰めた西村拳さん。
端正なルックスから「空手界のプリンス」とも呼ばれるまでに。
今回はそんな彼の学歴や経歴について、詳しくまとめていきたいと思います。
西村拳の学歴まとめ

西村拳さんの学歴は、幼少期から大学まで一貫して空手と共に歩んできているのが特徴的です。
福岡県福岡市で生まれ育った彼は、父親が元世界王者・西村誠司氏という空手一家に育ちました。
3歳から空手を始めたものの、当初は練習を嫌がって泣いて通うこともあったといいます。
しかし中学1年生の時にラファエル・アガイエフの試合に触発され、本格的に空手に取り組むようになったそうです。
【学歴まとめ表】
学歴 | 学校名 | 主なエピソード・実績 |
---|---|---|
小学校 | 福岡市内の小学校(詳細非公表) | 父・西村誠司さんの影響で3歳から空手を始める |
中学校 | 福岡市内の中学校(詳細非公表) | 世界王者ラファエル・アガイエフに憧れて本格的に空手に打ち込むようになる |
高校 | 宮崎第一高校 | インターハイ個人・団体優勝、国体2連覇 |
大学 | 近畿大学 | 全日本学生選手権 個人・団体優勝、国内外で実績を積む |
小学校時代|泣きながら道場に通うことも

西村拳さんは福岡市内の小学校に通いながら、3歳から空手の稽古を開始しました。
父親の西村誠司氏の指導のもとで和道流の基礎を学びましたが、この時期はまだ「習い事としての空手」という段階でした。
練習を嫌がることもあり、泣きながら道場に通うこともあったそうです。
中学校時代|世界王者・ラファエルに憧れる

中学校時代は西村拳さんにとって大きな転換点となっています。
中学1年生の時に世界王者ラファエル・アガイエフの試合を見て強烈な印象を受け、「自分もあのような選手になりたい!」と本格的に空手に打ち込むようになったのです。
この時期から競技者としての意識が芽生え、全国大会での活躍を目標に厳しい練習を重ねました。
幼少期の空手への苦手意識を完全に克服し、将来のオリンピック選手への第一歩を踏み出した重要な時期だったといえるでしょう。
高校時代|宮崎第一高校で全国制覇!
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西村拳さんは空手の名門校である「宮崎第一高校」に進学しました。
この学校は空手部が全国トップレベルの実力を持つことで知られており、西村さんもここで更なる飛躍を遂げました。
高校時代の主な成績として、インターハイ(全国高校総体)で個人・団体ともに優勝を果たし、国体(国民体育大会)では2連覇を達成しています。
学業と空手を両立させながら、全国大会での経験を通じて技術面だけでなく精神面でも大きく成長した時期だったようです。
大学時代|国内学生空手界のトップに!

高校卒業後、西村拳さんは空手の強豪校として知られる「近畿大学」に進学しました。
大学では全日本学生選手権で個人・団体ともに優勝を果たし、国内学生空手界のトップに立ちました。
この時期から国際大会にも積極的に出場し、世界レベルの選手との対戦経験を積み重ねています。
西村拳の経歴

西村拳さんの空手家としての経歴は、幼少期から現在まで一貫して向上心と努力に満ちあふれたような感じですね。
父親の影響で始めた空手を通じて、日本を代表する選手までに成長したことは多くの人に感動を与えています。
国内での活躍から国際舞台での戦い、そして東京オリンピック出場まで、彼の経歴を詳しく見ていきましょう。
現在も株式会社チャンプに所属し、「空手界のプリンス」として多方面で活躍を続けています。
【経歴まとめ表】
年代 | 学歴・所属 | 主な活動・実績 |
---|---|---|
1995年12月31日 | 福岡県福岡市生まれ | 父は元世界王者・西村誠司氏。3歳から和道流空手を始める。 |
2008年 | 宮崎第一高校入学 | 団体・個人でインターハイ優勝、国体2連覇。2012年アジアジュニア優勝。 |
2014年 | 近畿大学法学部入学 | 空手部に所属。全日本学生選手権個人・団体優勝。 |
2015年 | 世界アンダー21銀メダル | AKFアジア選手権団体金メダル。 |
2016年 | プレミアリーグ初優勝 | ドイツ・ハンブルク大会でアガイエフ選手に5-0で勝利。 |
2017年 | 世界選手権団体銀メダル | アジア選手権団体銀メダル。 |
2018年 | 世界選手権個人・団体銅メダル | アジア大会銅メダル。 |
2019年 | プレミアリーグ優勝5回 | アジア選手権個人金メダル。 |
2020年 | 東京オリンピック出場 | 男子組手75kg級で5位。 |
2021年 | DINOREX株式会社取締役就任 | 空手普及活動や講師としても活動。 |
現在 | 株式会社チャンプ所属 | 国内外の大会に出場しつつメディア出演も行う。 |
国際大会で活躍!世界レベルでの戦い

大学時代から本格的に国際大会に挑戦し始めた西村拳さんは、着実に実績を積み上げていきました。
2016年の世界大学選手権ではチーム組手で金メダル、個人組手で銀メダルを獲得し。
国際舞台でも通用する実力を証明しました。
2018年の世界選手権マドリード大会では個人組手で銅メダル、2019年のアジア選手権では男子組手75kg級で金メダルを獲得するなど、コンスタントに好成績を残しました。
この時点で、彼は世界トップレベルの選手との戦い方を身につけています。
東京2020オリンピック|日本代表として選出!
西村拳さんにとって最大の舞台となったのが東京2020オリンピックでした。
男子75kg組手競技に日本代表として出場し、世界の強豪選手と互角に戦いました。
結果的に準決勝進出はかなわず5位という成績に終わりましたが、オリンピックという舞台で戦った経験は彼にとって大きな財産となったようです。
この大会を通じて「空手界のプリンス」としての知名度も大幅に上がり、空手の普及にも大きく貢献しました。
現在の活動|競技と普及活動を両立!
現在も西村拳さんは現役選手として活動を続けながら、空手の普及にも力を入れています。
「株式会社チャンプ」に所属し、国内外の大会に出場しつつ、メディア出演や指導活動も積極的に行っています。
インタビューでは「空手を世界に広めるためには強い選手の存在が必要」と語り、競技力の向上と発信力の両方を重視する姿勢を示しています。
引退後は指導者として世界を旅しながら国際交流を図りたいという夢も語っており、空手界の発展に長期的に貢献する意欲を見せています。
ただ、残念なことに、最近不祥事を起こしてしまい、懲役3年の実刑判決を受けているとのことです。
SNSの反応|実刑判決に遺憾の声
#おはよう日本
— Jさん。(敬天愛人。剣道一級になりました!) (@rag_robin) September 1, 2025
でも、残念だよなあ、西村拳さん。トップクラスの、空手家だから、空手全体のイメージダウンにも。むつみごとは、スマホで撮影したら、ダメだよな、どうなんだろ、武道のありかたとしても。
西村拳選手…マジかよ…
— 土方愛羅🥋 (@airadaaaaaaa) April 9, 2024
それはダメだって…
西村拳まじ!?!?
— ⬛️𝑷𝒚𝒕𝒉𝒐𝒏🟧 (@mr_fxxhund) September 1, 2025
西村拳さんの最近出た実刑判決について、SNSでは驚きや失望、批判の声が多く見られました。
どれだけ実績があっても、犯罪は許されないという考えが多くの人の共通認識です。
一方で、過去の活躍とは切り離して冷静に見ようという意見もあり、さまざまな声が上がっていました。
自身の過ちに向き合い反省し、しっかりと更生してほしいと思います。
西村拳のインタビューやエピソードまとめ
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西村拳さんの人柄や競技への想いは、数多くのインタビューやエピソードから垣間見ることができます。
最近いろいろと問題視されている西村さんですが、空手への深い愛情と使命感は持っているようですね!
幼少期は挫折の連続?

西村拳さんの空手人生で最も印象的なエピソードの一つが、幼少期の挫折体験です。
3歳から空手を始めたものの、当初は練習を嫌がって泣きながら道場に通うこともありました。
父親の西村誠司氏から「指導者の言うことだけをやるな。自分で考えなさい」と教えられ、この言葉が後の成長に大きく影響したと語っています。
中学1年生の時にラファエル・アガイエフの試合を見て感銘を受け、「自分もあのような選手になりたい!」と本格的に競技に取り組むようになったようです。
東京オリンピック|強い使命感あり!

2020年のインタビューで西村拳さんは、東京オリンピックで空手が正式種目として採用されることについて強い意気込みを語りました。
「空手がオリンピックで…この機会を、絶対にモノにしたい!」と述べ、単なる個人の成功を超えた使命感を持っていることを明かしました。
「空手を世界に広めるためには強い選手の存在が必要」と語り、競技力を発信力として捉える視点も印象的でした。 「礼儀を尊び仁義を尽くす…心の鍛錬」が強さの基盤だと強調し、精神面の重要性を訴えました。
心・技・体のバランスへのこだわり

西村拳さんが最も大切にしているのが「心・技・体」のバランスです。
「精神も大事です。でも、技術面も体力面も充実しているから自信が生まれる」と語り、三つの要素が揃って初めて真の力が発揮されると考えています。
練習においては常に相手や審判、戦いの局面を想像しながら動くスタイルを貫き、「考える力」を重視していることも特徴的です。
引退後は指導者として世界を旅しながら他国の選手と交流し、セミナーを開くという夢も語っています。
意外な素顔|甘いもの好きでオシャレ好き

厳しいトレーニングを積む空手家というイメージとは対照的に、西村拳さんには意外な一面もあります。
インタビューでは甘いものが好きで、特にチーズケーキやプリンを愛食していることを明かしています。
また、試合前の散髪を欠かさないなど身だしなみにも気を配り、「空手家としても男性としても、キラキラして格好いいと言われたい」と語っています。
母親から「見た目にも気を配る」という教えを受けており、「僕に憧れてくれる子どもたちに、みすぼらしい姿を見せたくない」という想いも持っています。
こういったところも『空手界のプリンス』と呼ばれる由縁かもしれないですね。
西村拳のプロフィール

【基本プロフィール】
名前:西村 拳(にしむら けん)
生年月日:1995年12月31日(現在29歳)
出身地:福岡県福岡市
身長:180cm
体重:約73kg
空手流派:和道流
所属:株式会社チャンプ
家族・背景
- 父親:西村誠司氏(元世界王者)
- 空手開始年齢:3歳
- 得意技:突きのスピードとコンビネーション攻撃
- 構え:左構え(オーソドックス構え)
人柄・特徴
- 愛称:「空手界のプリンス」
- 性格:礼儀正しく真面目、向上心が強い
- 趣味・好み:甘いもの好き(チーズケーキやプリン)
- 身だしなみ:試合前の散髪を欠かさないなどお洒落にも気を配る
競技スタイル
- オールラウンダータイプ
- 突き技・蹴り技のバランスが良い
- 手数の多いコンビネーション攻撃が得意
- 攻めと待ちの両方のスタイルに対応可能
主要な競技成績
- 2016年:世界大学選手権 チーム組手金メダル・個人組手銀メダル
- 2018年:世界選手権マドリード大会 個人組手銅メダル
- 2019年:アジア選手権 男子組手75kg級金メダル
- 2021年:東京2020オリンピック 男子75kg組手5位
まとめ
西村拳さんの学歴・経歴を通じて見えてくるのは、恵まれた環境に甘んじることなく努力を重ね続けてきた真摯な姿勢です。
父親が元世界王者という空手一家に生まれながらも、幼少期の苦手意識を乗り越え、中学時代の目覚めを経て全国トップレベルの選手に成長しました。
高校・大学での数々の優勝経験、国際大会でのメダル獲得、そして東京オリンピック出場という実績は、彼の継続的な努力の賜物といえるでしょう。
インタビューやエピソードからは、競技への使命感と意外な素顔の両面を持つ魅力的な人物像が浮かび上がり、現在も「空手界のプリンス」として多方面で活躍を続ける西村拳さんの今後の活動にも注目が集まります。